嫉妬を作る原因

昨日に引き続き、嫉妬について考えていこうと思うんだ。

嫉妬を作り出してしまう意識があることを知っているかい?

それは、支配欲独占欲という二つの意識なんだ。

まず支配欲ってどんなものか簡単に説明するけど、相手をコントロールしたい。

相手を自分より下に見ている。
「私の言うことさえ聞いてればいいのよ!」

反抗されることを極端に嫌う。
「あたしがいつも見ていないとあんたはダメなんだから!」

相手が自分の言うことを聞くのは当然。
「私に楯突くなんて、百万年早いわよ!私の言うことがぜ~んぶ正しいんだから!」

では次に独占欲ってなんだろうね。

全部独り占め
「何もかも全部私のものだから、誰にもあげない。分けてあげるなんてまっぴらごめん!」

自分さえ良ければいい
「人の思いは無視、無視、私だけよければいいんだも~ん」

誰にもあげない
「あの人は私のものだから、誰にもあげない!」

こんなふうに、ちょっと考えただけで苦しくなってしまう。

嫉妬が起こる大きな原因には、

「全部自分の思い通りにしたい」
「全部自分のものになって当然」

という完全支配欲完全独占欲があることで生まれてくるんだな。

特に恋愛関係では、相手のことを知りたいという欲求が余りに強くなってくると、愛情の影に隠れて支配欲と独占欲が大きくなっていく傾向があるよね。

嫉妬は本来苦しいもの。

だけどよくよく考えていくと、こんな二つの意識が嫉妬を作り出していることを、案外みんな知らないんだな。

嫉妬は、人のせいじゃなくて、もしかしたら自分の中で過剰になった支配欲や独占欲が原因で嫉妬を作っているんだと思うんだ。

嫉妬ってさ、ブラックホールのように、周りの光やエネルギーを全て飲み込んでしまう程の、強烈なマイナスのエネルギーを持っている。

魂全体の光を全て奪い去ってしまうような苦しさ。

何かしようとしても何もできない、生きていく元気もでない。(エネルギーがなくなるから)何か他のことを考えようとしても、何も考えられない。

考えるのは、自分がこんなに苦しいのは、相手が悪いんだと決めつけて、人を責めることだけ。

たまに自分を責めることがあるんだけど、でもほとんどの場合は、8割がた人を責める方向に行く。

なぜかって、人って自分に甘いからね。

人間は思い通りになると楽しいけれど、思い通りにならないと苦しい、という生き物なんだ。

自分の心の中に完全支配欲と完全独占欲がうごめきまわり、全部思い通りにしたいと思う強烈な欲望が働くんだけど、現実にはそう自分の思い通りにならないし、相手も自由を持って生きている限り、すべて思い通りになるということはあり得ない。

だから、絶対思い通りにしたい、だけど絶対思い通りにならない、という強烈な力の引っ張り合いが生じて、自分の自由が完全に損なわれる苦しみが生まれてくるんだ。

だから嫉妬って苦しんだよ。

じゃぁ、嫉妬がこんな大変な苦しみを生むものだとして、それをどう扱ったらいいのか?

という事を考えていかなければならないね。

嫉妬をしないための極端な例としては、

・嫉妬しないように人を好きにならない。
・好きにならないように冷淡でいる。
・人と触れ合わないように無関心でいる。

なんてことをすぐ考える人も中にいるだろうけど、それじゃ、ダメなんだ!

人間ってのは、様々な人間関係を通じて、喜びや感動、怒り、悲しみ、辛さ、悩み、全ての出来事に葛藤して、痛みを知り、その中から学び取ることで、成長していくことが約束されている存在だから、嫉妬が苦しいからと言って簡単に切り捨てて良いものじゃないんだ。

私はカルマの達人だから、人間の感情や意識は最初マイナスのものであってもプラスに成長していくことを良く知っている者だから、嫉妬を作り出している支配欲や独占欲が、どのような性質に成長すると言うことも知っている。

支配欲は、プラスに変わって行くと、

相手を尊重し、
相手の意見に耳を傾け、
理解しようとし、
相手のために出来ることを常に考えて行動できる

ような意識へと成長する。

これを「指導力」ということもある。独占欲がプラスに変わって行くと、人のために分け与えることの喜びを持って、愛情深く行動できるような意識へと成長するんだ。

早い話が「サービス精神」に変化するんだよ。

人間が持っている殆どのマイナス意識はカルマを作るんだ。

嫉妬を作り出している支配欲や独占欲も、勿論カルマを強力に作っていくもの。

「今、自分が経験している苦しみは、大方の場合、自分が過去世で人に与えた苦しみである」という認識を持つことが大切なんだ。

自分が、今、経験している痛みは、かつて自分が人に与えた痛みだと認識を持つことで、人の痛みに共感し、人の気持ちに寄り添い、人への思いやりを育て、人の身になって考えていこうとする愛情深さを身につけることでもある。

これがカルマを解消すると言うこと。

カルマ解消をするために大切なことは反省がキーワードなんだ。

具体的な反省方法は、まず今の自分の痛みは自分のものだけど、かつて誰かに与えた痛みでもあるとしっかり思い、痛みを与えた人の身になって、強烈にイメージすることが大切なんだ。

そして

「こんな痛みを与えて、ごめんなさい。辛かったね~」

と深く心に刻み込むように思うこと。

これを何回もやっていく内に、次第に痛みや苦しみが軽減されてくるんだな。

それでも痛みや苦しみが続くようなら、諦めないで何回もやることが大切。

「嫉妬は愛情の裏返し」とよく言われるけど、嫉妬ほど大量の愛情に変わって行く意識は、他には見当たらない。

だから、嫉妬は苦しいからといって切り捨てて良いものじゃなく、その全てを愛情に変えていったならば、人間関係は素晴らしく向上していくはずなんだ。

嫉妬は、「誰に対しても深い愛情をもって接することができる、という暖かい光に満ちたサービス精神に変わっていく」ことを、知っておくのはとても大切なことだよ。

自分の中にあるマイナス意識は、全てプラス意識へと変わっていく心の種になっている。

心の種を、種のままで腐らせるよりも、カルマ変換していくことで美しい心の花となって生まれ変わってくるんだ。

カルマの達人 入澤清司

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