嫉妬のこと。

嫉妬はヤキモチとかいって簡単に思われがちだが、その実、凄い内容を持っている。

それは男女間に関するものばかりではなく、同性同士、友人同士、親や子供、ペット、果ては、今まで世話になった人や大切にしてくれた人に至るまで…。

嫉妬が起きる原因は様々だけど、多くの場合、努力を放棄した無い物ねだりで人を簡単に妬んだり、羨ましがったりすることだ。

 

なぜ、人の心が嫉妬に負けてしまうのかな?と考えていたら、4つのキーワードが出てきた。

  1. 横着で努力を嫌うこと
    面倒くさいと思う横着は心身の活動を止める。
  2. 変化を嫌うこと
    今まで通りで大丈夫という過去の風習にとらわれている。
  3. 創意工夫をしないこと
    チャレンジ精神と向上意欲の欠如。
  4. 評価を気にする
    人からの評価を絶えず気にし、とらわれやすい

自分が嫉妬という感情にとらわれたら、大した原因がなくても、誰彼かまわず、そして見境無く、憎しみの対象としてしまうことも忘れてはならない。

自分の心の中から出てきた嫉妬なのに、それをただのマイナス感情と決めつけ、そのマイナス感情が出てきた原因を他に求めたら、何でもかんでも人を羨むヤキモチ焼きの人間になっていくことに気がつかないだろう。

 

嫉妬に駆られた心には、疑心暗鬼な思いが芽生え、被害妄想に陥りやすくなってくる。

その結果、都合の良い言い訳で自分を正当化し、訳の分からない正義感を振り回し、相手を簡単に悪人に仕立て上げ糾弾する傾向がある。

 

簡単に人を嫌ったり、遠ざけたりする原因の一つにも、嫉妬の存在が見え隠れしていることに気がつかなければならないのだ。

 

しかし、そのような凄い内容を持った嫉妬でさえ、カルマ変換することによって、「人に尽くす喜び」という愛情に満ちあふれた性質に変化していく。

 

嫉妬に苦しむこと、嫉妬に苦しめられること。

一見するとそれは苦しみの連鎖のように思えるけど、それは人間成長するための一つのステップであり、愛情と様々なプラス意識に満たされた人間を形成していくためのプロセスでもあるのだ。

 

誰かに嫉妬して苦しい気持ちがあるということは、その苦しみを糧として、自分自身が大きく成長していくチャンスが訪れたということだ。

そのチャンスを活かすには、相手に愛情を求めて自分に沿わせようとするのではなく、自分の愛情を高め、相手を尊重していくことが大切なことだ。

 

また誰かが自分に嫉妬して、相手から苦しめられているということは、かつて自分がその相手を嫉妬で苦しめたという、過去世の自分を見せてくれていることだ。

そのような時は、いち早く反省することだ。

「今、自分が苦しめられていることは、かつて自分が相手にしていたことだ」と強く思いながら、

「そんな思いをさせてしまってごめんなさい」と速やかに反省することだ。

 

どちらも相手を糾弾すること無く、自分を卑下すること無く、「相手を尊重していこう! 互いに成長していこう!」という向上意欲と愛情あふれる心に変わっていくことが出来るからだ。

 

自分を嫉妬から解放させたいと思うのなら、愛情で人を見ることができる自分に変わっていくべきだ。

なぜなら嫉妬は、恨みと憎しみでしか人を見ない、卑屈な見方しかできないからだ。

 

自分が出している醜い嫉妬の炎に気がついたら「これじゃぁ、イケナイ!』と奮起して自分をゼロ地点に戻していこう。

ゼロ地点に戻れたら、あとはプラス成長していくだけだから。

カルマの達人 入澤清司

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