変貌する人格

人間というのは、一つの人格で出来ているわけではない。

それこそ数え切れないほどの人格が意識下に存在している。

様々な性格を持った人格が意識下に存在していることは、人間には様々な才能が隠れていると言うことでもあり、意外性を持ったバラエティー豊かな人間性が作られている、ということを示しているんだ。

 

そんなことは見回せば良くあることで、「今までは相手を好意的に見ていたけど、今日は相手がなんか嫌な人に見えてきた」なんてことは、考えてみたら誰もが経験したことがあるはずだ。

これは決してカルマだけの問題ではなく、自分の意識下に存在している今までとは全く違う人格が出てきたら、例え今まで好意を持っていた人でも、 余り魅力的に見えてこなくなる、ということなんだ。

 

これ、ウチのカミさんに良くあることなんだが、急に白けた顔していたり、 他人を見るような目つきで僕を見ることがある。

そんな時、僕はこう言うんだ。

「おまえは誰だ、誰が出ているんだ」とね。

そうするとカミさんが答えるわけだ。

「多分いつもの自分じゃないわ」とね。

 

これは何もウチのカミさんに限った事じゃない。

これから紹介する話は現実にあったことだし、そういう経験をしたり、されたり、 というのは誰もが一度や二度はあるはずだ。

突然変貌したおじいちゃん

 

一度来院したことのある女性から先日、相談の電話が来た。

その内容は、彼女の父親の急な変貌ぶりに振り回されて、とても困っているというものだった。

 

彼女の父親は現在80歳。

普段は心優しい穏やかな人だったそうだ。

ところが最近は、言葉付きも乱暴になり、しょっちゅう怒って、周りの人達に当たり散らしていたそうだ。

数日前も、病院に行くというので付いていったところ、病院の待合室で隣の男性と席の取り合いでケンカになり、いきなり大声で「てめえ、馬鹿野郎、ぶっ殺すぞ」とドスのきいた声で相手の男性を威嚇したそうだ。

最近まで、そんな父ではないだけにビックリして恥ずかしくて、どこかに身を隠したいほどだった。

ということで僕のところに電話が来たんだ。

 

「先生、父の性格を元に戻せませんか?」という要望に答えるため彼の意識の状態を確かめてみると、僕の見たところ、最近、精神年齢が若くて気の短い人格に変わったために、性格が乱暴になっているようだった。

これは、まだ未熟で粗雑な精神年齢の幼い状態の人格が、今までの老成した人格を押しのけて全面に出ているために、家族もビックリするような性格に変貌したようだ。

彼の状態が分かれば、一気に遠隔で調整することは可能だ。

電話口の彼女に向かって「分かりました。精神年齢の幼いところを成長させてみますから」といってカルマ変換すること約5分。

幼い精神年齢が一気に成熟したところを確かめて、「これで様子を見て下さい。相当、大人になっていると思いますよ」といって電話を切った。

 

それから一ヶ月が過ぎ、つい先日その彼女が来られたので父親の様子を訪ねたら「あれからすっかりおとなしくなり、以前の父に戻ったようで助かりました。」との報告をいただいた。

 

このような話は現実にある話だ。

毎日様々な人たちと接していると、悩みも人それぞれだ。

 

今日の話のように、 人格が突然変貌するなどという状況には誰もが一様に驚き、何が何だか分からなくなってしまうことだろう。

どうしたらいいのか?
何が原因なのか?
どうしたらこうなるのか?

などと 手をこまねいて、「精神科に行くか、安定剤などの薬を用いて、今出ている症状を押さえ込むしかない」と誰もが考えるだろう…。

 

しかし、カルマを前提として考えた時、その人の現在の症状を聞き、その原因となる過去世で作ったカルマを読み取り、大量変換していくことで症状が緩和されていくことは容易なことなんだ。

カルマはなんだかよく分からない、と思われがちだが、一旦その性質と法則を理解したのなら、今経験している痛みを速やかに解消していくことが出来るんだ。

カルマは目に見えないが、決して侮れないし、魂の進化と心の発達には、是非とも有効活用すべき人間のツールなんだ。

 

カルマの達人 入澤清司

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