「きらい」と「イヤだ」の違い。反省の極意

世の中には様々な考えを持った人たちがいる。

精神的、肉体的にものすごくダメージを受けても、一瞬はへこむんだけど、すぐ立ち上がり、前進する人がいたり、反対に、いつまでもダメージを引きずりながら、ため息をついてはクヨクヨ嘆いてばかりの人もいる。

人それぞれダメージの受け取り方は違うかもしれないが、もし同じような状況で、同じような辛い経験をしても、人によってどうしてこんな違いが出てくるんだろう?

もちろんカルマ量の違いもあるけれど、カルマは反省によってプラス意識に変わって行くはずだから、当然、大量のカルマがある人は、大量のプラス意識を持つ人へと変わって行くはずなんだ。

だけど、同じように反省法を教えていても、人によって解消率が違ってくる。

これはどうしてか?

カルマの達人は探求者でもあるから、どこに問題があるのかを考えてみた。

問題点1

何かのきっかけでカルマが大量に出てきた時、カルマがかもし出すマイナス感情にどっぷり浸ってしまうことだ。

問題点2

自分の心から出てきたマイナス感情を放置してしまうと、更に違うマイナス感情を引き寄せやすくなってくる。
この場合、とくに出やすくなってくるのは4種類のマイナス感情だ。

①自己憐憫

自分を憐れむこと、自分って可哀想、自分は不幸だ。
自分は悲劇の象徴だ。自分は悪くない。
自分のマイナス感情が原因なのに、それを何かのせいにして嘆く。

②自己嫌悪感

自分を嫌う。自分は価値のない人間だと思い込む。
自分は何も出来ない人間だと思い込む。自分を害になる者と思い込む。

③孤立感

ひとりぼっち。人と会いたくない。放っていてくれ。
自分には誰も助ける人はいないと思い込む。
どこを見回しても自分を好きになってくれる人などいないと思い込む。

④無気力感

何もしたくない。
何も楽しいことがない。
嬉しいことがない。

問題点3

反省のやり方を間違える。

問題点2で出てきた4つのマイナス感情の影響で「反省が苦しいもの」「自分を貶めるもの」と断定しやすい。

3つの問題点を挙げたけど、問題点①は、自分の気持ちを絶えずマイナスに流れないように見張っていくことで、かなり改善されていく。

例えば「今まで好きな人だったのに、何も原因が見あたらないのに、いきなり嫌いになってしまう」ってことは良く見かけることだけど。

ここで簡単に自分の中から出てきたマイナス感情に振り回されないで、「かつて相手に世話になったり、愛情をかけてもらったりしたことを思い出す」ことが大切なことなんだ。

これが自分のマイナス感情を見張っていくと言うことなんだ。

そうしたら、感情に振り回されないで客観的になれるから。

 

問題点②は、自分のマイナス感情そのものだし、カルマが原因で出てきているのなら、そんな時こそ「こんな自分じゃイヤだ!」と自分の心に気合いを入れて、その都度、反省してプラス意識に変えていくことだ。

 

問題点③「反省のやり方を間違える」、これが一番やっかいな代物だ。

もし反省のやり方が違っていたとしたら、血の涙を流すような反省をしていたとしても、カルマ変換率は上がるどころか、反対に下がっていくんだよ。

これじゃぁ、反省が苦しいもの、効果のないものとなっていくからだ。

反省の極意は、テクニックも大事だが、思い方がより大事なものとなってくる。

カルマが出てきた時なんか、誰もがとても嫌な気分になってくる。

この嫌な気分というものを、良く分析して置くことが大切だ。

そして、
「こんな自分はきらいだ~」
という感情で思うのではなく、

「こんな自分はイヤだー!」
という感情で思うことだ。

「嫌いだ」「イヤだ」は同義語のように思われているけれど、これが、全然違う代物なんだな。

「嫌いだ」という思いの中には、全てを否定する拒絶が含まれている。

拒絶とは、

「絶対修正なんかしないぞ!」
「何が何でも絶対自分だけが正しいに決まっている!」
「人が何を言っても修正なんかするもんか!」
「人の意見なんか聞く義務はない!」

なんていう、聞く耳持たない孤立する傾向が強いからだ。

これを世間では「頑固・意固地」というんだな。

一方、「イヤだ」という思いの中には、拒絶ほど厳しくはない、否定的な意味合いがある。

この場合の否定とは、「自分の愚かさ」「情けなさ」に対する否定の思いであり、それを踏まえて修正しようとする意志が含まれている。

また自分の欠点に対する怒りもあり、その怒りのエネルギーを使い、

「自分を何とかしたい!」
「こんな情けない自分から脱出するぞ!」

という上昇志向と向上意欲を作っていくものでもあるんだ。

だから心のプレートをひっくり返す時なんか、「こんな自分じゃイヤだ!」を合い言葉にしている。

カルマを反省で変換するためにも、「こんな辛い思いをさせてごめんなさい」と思うことは当然のことながら、自分辛い状況、情けない状況をより効率的に変えていくためにも、「こんな自分じゃイヤだ!」を反省の度に使ってほしい。

反省の極意は、絶えず自分の心を捉え、
カルマによるマイナス感情に浸っている情けない自分がいたら、
「こんな自分じゃイヤだ」と自分の心にハッパをかけて、
自分の今の苦しみは、かつて過去世で人に与えた苦しみだと気付き
「こんな辛い思いをさせてごめんなさい」と深く心に刻みこむことだ。

それが、カルマをプラス意識に変えていけるんだ。

これら一連の心の作業が、早くなればなるほどに、カルマの解消率は上がっていく。

頑張れ~!

カルマの達人 入澤清司

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