カルマとは

人間は、「生まれては死に、死んでは生まれる」という生まれ変わりを何度も繰り返しています。

これは輪廻転生と呼ばれる「魂を成長させるのに必要な経験」を積んでいくプロセスで、さまざまな国、さまざまな立場で生きた経験は、人間の心を成長させる種=カルマとなって、心の奥底にしっかりと刻み込まれています。

 

カルマは、自分が過去世で他人に与えた痛みや苦しみを記録したマイナスの性質を持っているもので、カルマがマイナスのまま出てきた時、人生にマイナスの現象(病気、事故、失敗、貧困、その他、人生で望ましくない現象)を起こします。

人は、目に見えないカルマが起こすマイナスの現象に振り回され、その対処法を知らないまま輪廻転生を繰り返しているので、カルマを潜在意識レベルで「怖いもの」「よくないもの」と決めつけ、カルマに対して拒否反応を示します。

 

しかし、カルマは人生にマイナスの現象を起こすだけのものではありません。

日々の生活の中で反省、感謝、そして感動することを心がけ、カルマのマイナスの性質を意識的にプラスに変えていこうとすると、膨大な量のエネルギーを生み出し、その人の人生を劇的に向上させる働きも兼ね備えているのです。

 

私たちのほとんどがカルマのマイナス面しか知りませんが、カルマとは愛情を生みだし、才能を発掘し、健康的な生活を送るのに必要なエネルギーの源でもあるのです。

「マイナスの性質を持ったカルマがマイナスの現象を起こすばかりではなく、人生にプラスの働きをする」

これは簡単には信じられないと思いますが、カルマの変化を自然界のものに置き換えてイメージするとわかりやすいかもしれません。


醜い毛虫が堅いさなぎの姿を経て、美しい蝶へと変身する


堅く乾いた種が芽を吹き、美しい花が咲く。

このように、自然の中には最初の形とはまったく違う美しいものへと生まれ変わる例がたくさんあります。

 

もし、カルマを自然のものに例えるなら、素晴らしい人間性の素になる「心の種」といえるでしょう。

植物の種に太陽の光や水を与えるときれいな花が咲くように、マイナスの性質を持ったカルマも、反省、感謝、感動などの想いを与えられると、あたたかいエネルギーに満ちたプラスの性質に変化するのです。

心の種であるカルマが花開いた時、心はプラス力を持った温かい感情で満たされ、愛情深い人間性を生み出します。

そして、その働きこそ、私たち人間が少しでも早く「今よりも深い愛情をもった存在に成長する」ことを願って、神様が私たちに授けた一発逆転の法則なのです。

自分自身のカルマに気づく

カルマをマイナスからプラスの性質に変えるには、まず自分自身がカルマを持っていることに気づく必要があります。

では、「どうすれば自分のカルマに気がつくことが出来るのか?」

その具体例を挙げてみましょう。

 

たとえば・・・

始めて会った相手が好意的に接してくれているのに、なぜか相手を毛嫌いして邪険に扱う…
その人を生理的に受け入れられないほどの嫌悪感が湧いてくる…

皆さんも、このようなことを体験したことがあるのではないでしょうか。

 

そして、このような時に考えなければならないのは、

「なぜ今まで会ったこともない人、今まで話したこともない人に対してネガティブな感情が湧いてくるのか?」

ということです。

 

いつもなら、「よくあること」と深く考えずスルーしてしまうことかもしれません。

でも、自分がカルマを持っていることに気づくためには、「自分の中にネガティブな感情がわき出してくる」ということにフォーカスをあて、人との出会いには前世からの縁が隠れているということを意識してみてください。

 

会ったばかりで話したこともない人に嫌な感情が湧いてくる。

それは、「自分自身が前世で相手に抱かせた嫌な思い」が、その相手と現世で出会ったことで自分の身に再生されたということなのです。

だから、人との出会いで嫌な感情が湧いてきたときには、その相手と前世でも縁があったことを意識しながら、自分と相手の立場を置き換え、自分の感情の見方を変えて。

「この人とは前世からの縁があり、今自分が感じている嫌な感情は、自分が前世で相手に思わせたものかもしれない」

と思って、自分の中に湧いてくる感情を客観的に観察してください。

 

自分が持っているカルマを探り、カルマを見つけ出すことで、自分を冷静な目で客観的に分析する力が育ちます。

すると、心が「過去の感情」も見直してみようと動きだし、新しい考え方、今までとは違う見方が生まれ、より広い視野で物事を解釈する力が身についてきます。

さらに、自分のカルマを知るように意識していると、相手の感情、相手の立場を自分に置き換えることにも慣れてきて、相手に共感する力や、相手の思いを理解する力が高まり、身の回りの人との関係が今までより信頼感の深い良好な関係に変わっていくことでしょう。

 

カルマを「よくないもの」と決めつけて毛嫌いするのではなく、自分の中にカルマがあることを認め、相手の状況を自分に置き換えて共感すること。

それは、自分のカルマをマイナスの性質からプラスに変える力を身につけるために重要なステップです。

カルマの解消法

カルマは、過去世で相手に与えた痛み、苦しみ、哀しみを記録しています。

そして、その相手との現世での出会いなどをきっかけにして、カルマに記録された痛み、苦しみ、哀しみが自分の心や身体、身の回りの出来事として再現されます。

 

カルマには一発逆転の法則があり、カルマを解消してカルマをマイナスの性質からプラスの性質に変えるカルマ変換を起こすことができますが、そのためには次の2つの方法のどちらかを選択しなければなりません。

選択肢1.痛みでカルマを解消する。
選択肢2.反省でカルマを解消する。

このうちの「痛みで解消する」は、前世において相手に与えた痛みや苦しみを、自分が同じように経験することでカルマが解消されてカルマ変換が起こります。

しかし、これはとても辛いものになります。

過去世で人に与えた苦しみがあまりにも大きければ、今世だけではカルマを解消しきれず、来世以降もカルマが再現する苦痛を体験しなければならないかもしれません。

 

また、もう一つの「反省で解消する」は、相手に与えた苦痛に対する心からの反省を通してカルマを解消します。

そこで大切なのが、これまでにお伝えした、相手の状況に自分を置き換えて、与えた痛み、苦しみ、哀しみをしっかりと受け止め、相手の気持ちに寄り添い、その思いに共感することです。

そしてさらに、「前世・今世、自分の本意・不本意に関わらず、相手に痛み・苦しみを与えた行為」を心の底から反省ができたとき、カルマは解消され、カルマ変換が起こります。

 

カルマが出てきた時、私たちはこの2つの選択肢のどちらの方法でカルマを解消するか選ばなければなりません。

しかし、私たちの多くがカルマが出たら「反省で解消する」カルマ解消法を知らないため、「痛みで解消する」カルマ解消法を選ぶしか無く、カルマが再現する痛み・苦しみ・悲しみに人生を振り回されているのです。

ごめんなさい反省法へ進む